内向的な営業マンが飛び込み営業を得意にしていく方法

内気は、飛び込み営業ができるようになる可能性を秘めている

今回は、よくいただく質問にお答えする形でお話をしていきます。

よくいただく質問やお問い合わせのなかで、「性格が内気・内向的で、営業が得意ではない」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

実は、私は今でも、営業は得意ではありません。

営業が得意でないとかニガテだと聞くと、「あ～、自分の仲間だ！」と思ってしまいます。

私自身30年近くやっても、飛び込み営業は得意にはなっていないのです。

「飛び込み営業が得意だ。」という営業マンの方とたまにお会いする事がありますが、いまだに「へー、すごいな～」と思ってしまいます。

実は、営業は得意にならなくても、実績・成績があがる方法があります。

ですからご安心してください。

例外はありますが、私が色々な営業マンの方々を見てきて

• 人と話すのが好き
• 人と接することが得意

と言っていた人は、最初は、そこそこ営業成績が上がっていても、後で伸びない人が多かった様に思います。

なぜかというと、最初から得意だと思ってしまうと、努力や工夫をしないままでいるからです。

飛び込み営業をして、一発で仕事をとってくる「スーパーマン型営業マン」を目指すのではなく、「平凡型営業マン」でいいのです。まさに私自身は平凡型営業マンでした。

平凡型で非凡な成果を出せばよいのです。

そして、私のお伝えしている方法を実行していただくと、平凡型で非凡な成果を出せるようになります。

私自身が顧客ゼロからスタートし、営業目標の2.5倍を常に達成でき、通算3,002台の自動車を販売してきた方法も、スーパーマン型営業マンではなく、平凡型で非凡な成果を出すという方法だったのです。

飛び込み営業で最初に必要なこととは

さて、飛び込み営業の話ですが、あなたもおっしゃるように、「チャイムを押すのには勇気」がいります。

訪問型の営業の方の場合、「まずチャイムやインターホンのボタンを押せるかどうか」が最初の一歩です。

あなたが、「チャイムを押すにも正直勇気がいります。」とおっしゃるように、その通り、必要なのは「勇気」なのです。

売れる営業マンの資質は何ですかと聞かれれば、ある意味、一番に来るのが「勇気」かもしれません。

飛び込み営業は、

• 「どんな人がいるのか分からない」
• 「たとえいたとしても、何を言われるのか分からない」

そんな所に突撃していくわけですからそれは怖いと思います。

たとえが良いかどうかは分かりませんが、命綱が付いているかどうかわからないバンジージャンプを飛ぶようなものかもしれません。

新人営業マンの時の私は、チャイムを押して留守だと「あ～、留守だ。ラッキー！　会わなくて済んだ。」なんて思っていましたから・・・

飛び込み営業で成果をあげるためには、まず、担当地域であなたのお名前をほとんどの人が知っている状態をつくる事が先決です。

最初から売ろうとするから（最初からお客様が買いたいと言った場合は別です）断られるのです。

これは、ケーキのスポンジの部分を作ることと似ています。

きちっとスポンジの部分を作ってしまえば、あとはその上に何をデコレーション（どんな商品を売るか）するかは意外と簡単です。

最初は遠回りのように思うかもしれませんが、これが本当の近道です。

担当地域で名前が知られること、有名になることは、実は担当地域を友人知人だらけの地域にするのと同じ事だからです。

友人知人に買ってもらう場合は楽ですよね。

また、友人知人は買ってくれない場合でも断りが厳しくないはずです。

厳しい断りやお客様が出てきてくれない事が減ると、訪問活動がずっと楽になります。買わない人は本当に必要がない人や何か事情のある人という事になります。

私自身これを実践して、特に断りの厳しい団地やマンションの新規開拓をして成果を上げました。

これがランチェスター弱者の戦術です。

内向的な人が、飛び込み営業で実績を上げるための具体的改善策とは

勇気を出して営業をしていくために、どんなところから改善していけばよいのか、ということですが、私がおすすめする方法は次の通りです。

訪問前の心構え：あっさりと、何回も訪問する。無理に話そうとして粘らない。

継続は力です。

粘り強く、頑張ってください。